キャスト/スタッフプロフィール
イ・ボムス(カム・サヨン)
イ・ボムス(カム・サヨン)
1970年、忠清北道清州生まれ。映画デビューは90年の『そう、たまには空を見よう』(キム・ソンホン監督)だが、長らく脇役専門俳優だった。転機は98年製作の『太陽はない』(キム・ソンス監督)で、チョン・ウソンとイ・ジョンジェの2大スターに名を連ねた。以後は、『バンジージャンプする』(01年)でイ・ビョンホンの大学時代の友人、『ひとまず走れ!』(02年)では熱血刑事、『オー!ブラザーズ』(03年)では早老症にかかった12歳の少年を演じるなど、作品ごとに様々な顔を見せて大活躍している。
リュ・スンス(イン・ホボン)
リュ・スンス(イン・ホボン)
1971年生まれ。パク・チャノク監督の第2作『3人組』(97年)にエキストラ出演して映画界に入る。『美術館の隣の動物園』(98年)などに端役出演後、コメディ『達磨よ、遊ぼう』(01年)でブレイク。ドラマ「冬のソナタ」にペ・ヨンジュンの友人役で出演。そのほかの作品に、アメリカに憧れる青年を演じた『大統領の理髪師』(04年)や、ソン・イェジンの瀕死の重傷を負った夫役で登場した『四月の雪』(05年)などがある。
コン・ユ(パク・チョルスン)
コン・ユ(パク・チョルスン)
1979年生まれ。01年にドラマ「学校4」でデビュー。映画デビューは、キム・ハヌルとクォン・サンウ主演のラブコメディ『同い年の家庭教師』(03年)で、学校の番長を演じた。つづいて『彼女を知らないとスパイ』(04年)では3浪生を好演。『Sダイアリー』(05年)では漫画家志望のマザコン青年を演じた。また、キム・スンウが団長をつとめ、チャン・ドンゴンらが入っている俳優野球チーム「プレイボーイズ」のメンバーでもある。
ユン・ジンソ(パク・ウナ)
コン・ユ(ユン・ジンソ(パク・ウナ))
1983年生まれ。キム・テウ演じる塾講師の教え子のひとりを演じた『バス、停留所』(01年)で映画デビューを飾ったが、多くの人の目を惹きつけたのは『オールド・ボーイ』(03年)のユ・ジテの姉役だった。また、20人の監督によるオムニバス『20のアイデンティティ』(04年)の中のホ・ジノ監督作品の可憐な姿も忘れがたい。『私の生涯の最も美しい一週間』(05年)では修道女を演じている。
イ・ヒョクジェ(クム・クァンオク)
イ・ヒョクジェ(クム・クァンオク)
1973年生まれ。テレビ司会者としても大人気のコメディアンで、04年にはKBSテレビのフリー司会者の中で最高のギャラを獲得。映画出演は『パラダイス・ヴィラ』(00年)と『殺人の追憶』(03年)の端役出演を経て、本作が初の本格的出演作になる。また、『あぶない奴ら〜TWO GUYS』(04年)ではチャ・テヒョンに執拗に返済をせまるカード会社の社員として登場。
1970年生まれ。中央大学映画科卒業。イ・ボムスも出演している『ソウル・ガーディアンズ 退魔録』(98年/パク・クァンチュン監督)や、ファン・ジョンミン主演の『ロード・ムービー』(02年/キム・インシク監督)などで助監督をつとめ、本作品で監督デビューを果たした。

子供の頃はOBベアーズの熱烈なファンで、大多数の友達と同じくパク・チョルスン投手が好きだった。カム・サヨン選手のことは、とても下手な選手として覚えていて、兵役中も運動が苦手なやつを「お前はカム・サヨンか」なんてからかったりしていた。でもある日、「なぜ僕は彼を馬鹿にするんだろう」と自問した。彼が敗戦処理専門投手で、1勝しかしなかったからって、同情したり馬鹿にしたりするのは間違いだってことに気づいた。人は夢を持ちつづけることのほうがずっと大切なのだから。 僕自身、中学生の頃から映画監督になることを夢見てきて、当時から「キム監督」と友人たちに呼ばれていた。そして高校時代は、大学の映画科に進学することを夢見たし、カンヌ映画祭でグランプリを受賞する夢も抱いた。第1作にとりかかっている今、僕は命がけで取り組んでいるが、このあと第2作第3作と撮りつづけられるのか、それは誰にもわからない。監督協会に名を連ねていても、たった1作で姿を消す人は数多くいる。だから、カム・サヨンは現在や未来の僕の姿でもあるし、夢を持つすべての人と重なるのだ。 シナリオの第1稿を書き上げたとき、カム・サヨンさんに会いに行った。02年の2月だった。その時は挨拶をしただけで、どうしてもシナリオを渡すことができなかった。ただ、胸がいっぱいだった。シナリオの中でずっと一緒だったその人に会ったのだから。会う前は、現在どんな暮らしをしているか見当もつかなかったから、前科者になっていたりアルコール中毒になってないことを祈った。実際のカム・サヨンさんは、幸いなことに、今も野球をつづけていて、幸せそうだった。 最初は映画化の話を真に受けてくれなかった。でも、その後も何度か会い、シナリオを渡した時点で、やっと真面目に考えてくれて、承諾後は積極的にアイディアを出してくれた。例えば、「最近はコメディ映画がヒットしているらしいから、もっとコミカルな部分を多くしたら」とか、「デートシーンもあったほうがいい」とか(笑)。